『仏教文学』第40号
(平成27年4月)

論文

奉納縁起としての奈良絵本 ―久間八幡宮所蔵『八幡宮愚童記』をめぐって―伊藤慎吾

一遍上人の和歌表現をめぐって山本章博

『宝物集』―「五戒」異同考 ―「提謂長者譚」を手がかりにして―大場 朗

『高山寺明恵上人行状』(『漢文行状』)巻中「建仁二年冬比」の段の検討 ―「増補説」と「改竄説」をめぐって―野村卓美

例会シンポジウム
「地獄絵を謎解く」

「地獄絵を謎解く」こと田村正彦

閻魔図像を読み解く ―聖衆来迎寺蔵「六道絵」閻魔王庁幅における滅罪の思想―山本聡美

室町時代後期から江戸時代にかけての六道図像の変容鷹巣 純

立山曼荼羅の図像を読み解く ―目連救母説話図像と越中国南砺系チョンガレ台本―福江 充

大会シンポジウム
「東西宗教における〈異端〉」

東西宗教における〈異端〉藤巻和宏

中世キリスト教世界の形成と異端問題 ―「カタリ派」迫害への道筋と異端審問による刑罰と赦し―図師宣忠

持金剛の教団 ―異端と正統が交錯するインドの大乗仏教―杉木恒彦

南北朝動乱期における神祇と密教 ―正統と異端をめぐって―小川豊生

宗論・相論とその時代の物語牧野淳司

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